3分間電話の日(1月30日の記念日)
1970年(昭和45年)1月30日に公衆電話の市内通話料が3分間10円になったことが由来とされるが、正確には3分打ち切りが実施された日である。
電電公社の説明によると公衆電話の長電話を防ぐため、市内通話の3分打ち切りを東京・大阪・静岡の一部で実施した。1月30日に東京の一部、1月31日に大阪・静岡の一部で実施された。打ち切り実施後は、2分30秒になると予報のチャイムが2回鳴り、3分経つと自動的に通話が切られる。1 2
1月30日に実施されたのは、公衆電話の3分打ち切りであり、単に市内通話が3分10円になったと説明する資料 3 4 は誤りである。加入電話の市内通話の値上げは、1971年度以降に1回7円から3分7円とする値上げが1970年12月に報じられている。5
この日を記念日として、何らかの名称を付けて紹介している資料は少なく、また呼び名も異なる。
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「公衆電話の市内通話 三分打切り、月末から 東京、大阪、静岡の一部」 朝日新聞 1970年1月9日 東京 朝刊 14ページ↩
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「この日何の日1億人のための366日使える話のネタ本」(リンクアップ編著、秀和システム、2009年11月)↩↩
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「ビジネス記念日データブック」(日本記念日協会 編、日本経済新聞社、1993年4月)↩
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『記念日の本「今日はなんの日」? 』(生活情報研究会 編、ごま書房、1994年10月)↩