天気図記念日(2月16日の記念日)
1883年(明治16年)2月16日に、日本で初めて天気図を東京気象台(現在の気象庁)が作成(試作)したことに由来する。 初めて印刷された天気図1を配布したのは3月1日だった。
中央気象台(東京気象台が改称)による「中央気象台一覧 明治33年末現在」に「明治16年2月16日気象電報ヲ開始シ始メテ天気図ヲ調製シ3月1日以降毎月之ヲ印刷シテ各所ニ配布ス」と記録されている2。
この日を記念日と呼び始めたのは(おそらく)「ビジネス記念日データブック」(日本記念日協会 編、日本経済新聞社、1993年4月)から。1993年以前に記念日・出来事をまとめた書籍では、単に初めて天気図が作られた日としている。
- 「三六五日事典 今日はどんな日か」(社会思想社 編、社会思想社、1968年12月)
- 「今日はどんな日? 366日のできごと」(国分一太郎監修、実業之日本社、1974年12月)
- 「きょうは何の日 出来事でつづる365日」(毎日新聞社・情報調査部 編、毎日新聞出版、1988年9月)
- 『暮らしの歳時記 365日「今日は何の日か?」事典』(カルチャーブックス編集部編、講談社、1991年11月)
- 「年中行事・記念日365日のひみつ(新訂版)」(樋口清之監修、学研プラス、1992年7月)
「天気図の日」とする書籍もある3 4 5。加藤迪男氏は「天気図初お目見得の日」とした6。
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『記念日の本「今日はなんの日」? 』(生活情報研究会 編、ごま書房、1994年10月)↩
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「今日はどんな日? 雑学366日」(近藤道郎 著、展望社、1999年12月)↩
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「365日 今日はこんな日」(講談社辞典局 編、講談社、2000年)↩