デブの日(8月8日の記念日)
大日本肥満者連盟(略称: 大ピ連、大肥連)が1977(〜1980年?)に制定した。
1978年に記念日を制定したとする説と、1978年に大ピ連が結成したとする説1があるが、少なくとも1978年の結成は誤りである。
1977年の「週刊現代」2に大ピ連の結成の記事が存在し、1984年「ぼくのペンション繁昌記」(佐藤嘉尚氏 著)にある1977年(昭和52年)結成の話とも一致する。
大日本肥満者連盟は、佐藤嘉尚氏・牛坂浩二氏・畑田国男氏が結成し、会長は小林亜星氏。
五年前の昭和五十二年に、イラストレーターの牛坂浩二と漫画家の畑田国男と私の三人が、酒を飲みながらの冗談半分で結成した会である。
(中略) 作曲家の小林亜星さんしかないということになり、(中略)大ピ連初代会長就任を要請したのです。
(中略)
以来五年、毎年三月三日をひな祭ならぬひまん祭、八月八日をデブの日と設定し、デブが一堂につどい、飲んで食べて騒いで楽しんでいます。
佐藤嘉尚 著『ぼくのペンション繁昌記』,集英社,1984.7.
「ぼくのペンション繁昌記」は「週刊求人タイムス」に連載された「かくれんぼ通信」を文庫化のため再編集したもので、上記の文章は1982年(昭和57年)の夏〜秋に掲載された回のひとつである。
結成の5年後に書かれた「ぼくのペンション繁昌記」では、毎年「デブの日」があったことになるが、「デブの日」制定の話を確認できるのは1980年からである3 4 5(調査中)。