エスカレーターの日(3月9日の記念日)
記念日の由来は、1914年の東京大正博覧会で試運転された日である(出典調査中)。
3月9日は日本橋の三越呉服店にエスカレーターが登場した日としている書籍があるが1、(おそらく)誤り。この3月9日の“三越説”は、複数の書籍に書かれている。
3月9日の“三越説”を記念日としたのは、おそらく「ビジネス記念日データブック」(日本記念日協会 編、日本経済新聞社、1993年4月)からで、編者で日本記念日協会代表の加瀬清志氏は「エスカレーター記念日」とした。加藤迪男氏は「エスカレーターの日」とした2 3。
『記念日の本「今日はなんの日」? 』(生活情報研究会 編、ごま書房、1994年10月)は、3月9日の“三越説”だが、大正博覧会の情報も付している。
エスカレーター、デパートに登場(大正3、1914)
日本では東京上野の東京大正博覧会に設置されたのが最初で、最大の呼び物として大入り繁盛した。実用化したのは日本橋のデパート三越でこの日から
記念日の本「今日はなんの日」? 』(生活情報研究会 編、ごま書房、1994年10月)
“3月8日説”の資料は不明。2001年に、Webサイト「きょうは何の日~毎日が記念日~」に、博覧会が由来として記載されている4。
「社団法人 日本エレーベーター協会」は、1979年(昭和54年)に「エレベーターの日」を制定した5。「エスカレーターの日」も制定するべきだったかも知れないが、エレベーターの日をエレベーターとエスカレーター両方の記念日としたと述べている。
「エスカレーターの日」というものも決めるべきであったかも知れませんが、エレベーターとエスカレーターの両方を含む昇降機の記念日としてエレベーターの日を定めて、縦の交通機関の交通安全キャンペーンを展開することにした
日本百貨店協会 [編]『日本百貨店協会会報』(1100),日本百貨店協会,1982-10.
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「三六五日事典 今日はどんな日か」(社会思想社 編、社会思想社、1968年12月)↩
3月9日の記念日 (2025年)
- National American Paddlefish Day
- 裏グミの日逆グミの日
- Check Pulse Day